KAT artistであるJesus Ramirez氏とのインタビュー. スペインで演奏家として活躍する一方、教育者として情熱的に子供たちの指導に当たっている。

1. どのmalletKATを演奏されていますか。

malletKAT GRAND PRO (4 oct.)を演奏しています。

2. どのくらい演奏されていますか。

１年前に購入した際は自宅での練習に使おうとしか考えていませんでしたが、すぐにこの楽器の万能さ、素晴らしさに気づき、いろいろな場面で利用しています。

3. malletKATのどこが好きですか。

たくさんありますね。音の可能性、移動の手軽さ、柔軟な設定, 演奏に対する反応、サンプラーとしての万能さ、などなど。あえて選ぶとしたら、新たな音の探索と、楽器の鳴りの発見でがわずかな編集で行えることですね。さらなる機能をまだまだ学習中です。

4. "新たな音の探索"についてお聞かせいただけますか。

僕は内部音源の付属されていないmalletKATを使っています。MIDI接続によってKontakt、Korg、Yamahaの音源をトリガーしています。さらなる音の探索ができるのがとても好きです。複数音を同時に鳴らしたり、ヴェロシティカーヴを編集したり。クラッシック奏者としての技術をでいろいろな楽器を演奏できるのも良いですね。ExpressionやDynamicsの設定はまだまだ勉強中です。

5. Ramirezさんは教育に大変熱心に取り組んでおられますが、教師・生徒のみなさんにとってmalletKATはいかがですか。

この質問を待っていました。もちろん、malletKATは教育の現場にピッタリです。打楽器を学ぶ私の生徒と子供たちにレッスンを行う際、malletKATは大活躍しています。学校で使われている従来の楽器にかなり近いサイズの万能な鍵盤として教育に使えます。マリンバ、ヴァイブ、チェレスタ、グロッケン、ベル等を様々なエフェクトと使用することで、たくさんのマレットを購入することなくいろいろな音が奏でられます。マレット、スティック、あるいは手で演奏する事さえできる。教室では、"音の魔法"を生徒たちにかけ、彼らの興味を引き出せます。

例えば、今日、視覚・聴覚に関するテクノロジーは教育に大いに貢献しています。YouTube、Spotify、Sound Cloud上で、あらゆる音楽を見つけられますよね。ジャズ伴奏、ドラム伴奏、クラシックのレパートリーなど。ほんの少しの編集・設定で、それらの音をmalletKATからトリガーできます。そうすれば子供たちも簡単に伴奏つきで練習できますよね。これに限らず、malletKATはいろいろな場面、方法で教育に使えます。

他の例としては、スプリット機能がありますね。鍵盤の半分をある音に、もう片方をある音に設定することで、教育にさらなる楽しさを加えられる。マリンバ・ヴァイブ、マリンバ・シロフォン、鍵盤・オーケストラルパーカッション、ドラムセット・その他など、あらゆる組み合わせができる。ペダルを使ってとても簡単に音を切り替えられますしね。

一分の疑いもなく、malletKATは経済的、音楽的に素晴らしい楽器です。

1- 経済的：全ての楽器の音を一つの楽器で奏でられる。

2- 音楽的： 全ての楽器があることで、あらゆるジャンルを演奏できる

あらゆるレベルの教育に使える。

1- 初等教育:楽しくて、面白い教育ができる。

2- 中級:内部・外部設定を編集することで、あらゆる表現を可能にできる。

3- 上級・プロ：コンサートにおいて大変素晴らし仕事をしてくれる。

malletKATをあなたの教室・練習室に。